文字のデザインは、中学校美術の授業でよく取り上げられる単元です。普段、見慣れた文字でも、形や色彩を面白く工夫させる事で日常生活を豊かにしてくれます。生徒達も楽しく取り組める単元のようです。
しかし、面白いだけで終わっていては中学生です。そこで、この単元では「君達はプロのデザイナーであり、お客様が購入したい様なデザインを考える事」がねらいであることを伝え表現させました。
「プロの仕事」と設定する事で、文字として読めないデザインだったり、文字だけの表現に偏ったりしない様にスケッチの時間を多めに取り、何枚もアイデイアスケッチをさせます。自分だけの思いになり、他の人に伝わらない様な表現を追求し何度もダメ出しをする事でプロのデザイナーの厳しさを味あわせます。最後に、自分の座席の周りの生徒5人が買ってもいいと言うまで頑張れと声をかけ、教師のアドバイスの内容を金額で表して助言し座席に返します。