MさんとKさんは、美術科のある高等学校を目指して「くぬぎの森」でデッサンや基礎美術を勉強中の中学校3年生の女の子たちです。毎週、石膏像や自分の手などを描いて頑張っています。
入試当日の実技試験は、3時間程度で実施されます。当然、3時間で作品を完成させる事は困難であり途中の作品で合否を評価します。そのため、途中の状態であっても、次の要素が描けていることが大切です。
① 石膏像の基本的な構造や形が正しく捉えられている。
② 細部の陰影ではなく石膏像の大きな陰影がとらえられている。
③ 石膏像の質感(硬さ・白さ・正しい明暗)が表現されている。
デッサン力は僅かな時間では身につきません。表現力は、描いた時間と枚数によって必ず上達します。