「くぬぎの森」の幼児絵画教室では、木の廃材を使って何かを作ろうと、幼児
さんたちに挑戦させました。廃材は、ホームセンターの詰め放題コーナーで購入しました。切断された直線的な断面だけでなく、くぬぎの森の中にある、枯れ枝やどんぐりなどの自然物のもつ曲線の要素も取り入れます。ただ作るのではなく木肌の感触や匂いを体験させ素材への愛着や安心感を持たせます。この体験はやがて、大人になり木のお風呂に入った時に、子どもの時に嗅いだ鮮明な記憶を呼び起こしてくれるでしょう。また、事前に廃材を細かく切断した部品も用意し素材の大きさの変化を作ることで創作意欲を高めます。
子どもたちは、廃材を我先に取り合い作品を作ろうとします。「ちょと待って」と言いながら木の匂いを嗅がせます。「変な匂い」と言いながら何回も匂いを嗅いでます。おそらく木の匂いを嗅ぐのは初めてだったのでしょう。檜の様な匂いとは少し違う様です。
● 小学3年生の男の子 (森のクマ)
● 幼稚園年中の女の子 (お寿司屋さん)
● 幼稚園年少の男の子 (お父さん)